IT業界は常に進化を続けており、エンジニアのキャリアパスや必要とされるスキルも多岐にわたっています。その中でも「どの職種が年収が高いのか?」「自分の今のスキルや経験でどこまで年収アップが見込めるのか?」といった疑問は、多くのエンジニアが抱えるテーマではないでしょうか。本記事では、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」や大手求人サイトの統計情報を参考にしつつ、最新のITエンジニアの年収ランキングを詳しく紹介します。
また、単なるランキングや年収相場を提示するだけでなく、「どうすれば高年収エンジニアを目指せるのか」「キャリアアップを狙うために必要なスキルや転職タイミングはいつか」といったポイントも解説。職種ごとの特徴や将来性を知ったうえで、自分なりのキャリア設計に活かせるノウハウを満載しています。ぜひ最後までご覧いただき、今後の転職戦略やスキルアップのヒントにしてみてください。
ITエンジニアの年収は職種で大きく違う
一口に「ITエンジニア」といっても、担当する業務や求められるスキルは大きく異なります。たとえば、Webサービスのフロントエンド開発をメインとするフロントエンドエンジニアと、企業の基幹システムやサーバーサイドを担当するバックエンドエンジニアでは、扱う技術要素や開発プロセスでの役割が異なるため、年収相場にも違いが生じます。
さらに、プロジェクトの全体管理を担うプロジェクトマネージャー(PM)や、企業の課題を上流工程から解決していくITコンサルタントは、専門的な知識とマネジメント能力を高いレベルで求められるため、より高い年収レンジに属する傾向があります。近年需要が急拡大しているデータサイエンティストやセキュリティエンジニア、クラウドエンジニアなどは、まだまだ人材不足の市場背景もあって、報酬が高水準に設定されやすいのが特徴です。
職種によって年収が変動する主な要因
-
専門性の高さ
-
機械学習やクラウドなど、新しい技術領域で専門性を有するエンジニアは需要が高く、年収も高い傾向。
-
-
マネジメントスキルの有無
-
プロジェクト全体の進捗管理やメンバーのマネジメントを担える人材は、より高い年収を得やすい。
-
-
市場動向・人材不足
-
AIやセキュリティ、クラウドなど成長が著しい分野では、人材不足を背景に報酬水準も上昇している。
-
こうした視点を踏まえて、次の章では実際の最新ランキングを見ながら、職種ごとの年収の目安や特徴を深堀りしていきます。
【最新】ITエンジニア年収ランキングTOP10
ここでは、2025年時点を見据えたITエンジニアの年収ランキングTOP10を紹介します。複数の求人情報サイトや企業の採用データ、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」などの情報を参考にまとめています。実際の年収は企業規模や勤務地、個人の経験・スキルレベルによって前後しますが、あくまで「平均的なレンジ」として押さえてください。
1位:ITコンサルタント/プリセールス
-
年収レンジの目安:800万円~1,200万円以上
-
主な業務内容:
-
顧客企業のIT課題をヒアリングし、コンサルティングを行う
-
新規導入システムの要件定義・提案活動など
-
プロジェクト全体の方針策定と経営レベルへのアプローチ
-
-
求められるスキル・経験:
-
システム開発の上流工程の知識
-
ビジネス全体を俯瞰できるコンサルティング能力
-
高いコミュニケーション力とプレゼンテーション力
-
-
ポイント:
-
経営視点でIT戦略を提案できる人材は非常に不足気味
-
プリセールスは技術と営業両面の能力が求められるため、市場価値が高い
-
外資系コンサル企業や大手SIerなどで高い年収水準になりやすい
-
2位:プロジェクトマネージャー(PM)
-
年収レンジの目安:700万円~1,200万円
-
主な業務内容:
-
開発プロジェクトの要件定義・計画立案
-
チーム編成や予算管理、進捗管理、リスクマネジメント
-
クライアントとの折衝やステークホルダーマネジメント
-
-
求められるスキル・経験:
-
マネジメント能力(チーム運営・スケジュール管理)
-
エンジニアリングに関する知識(技術的背景の理解が必要)
-
コミュニケーションスキル・リーダーシップ
-
-
ポイント:
-
システム開発の全工程を把握し、問題を先回りして対処する能力が必須
-
大規模プロジェクトほど年収アップのチャンスは大きい
-
PMP(Project Management Professional)などの資格があると評価が高まりやすい
-
3位:データサイエンティスト/機械学習エンジニア
-
年収レンジの目安:600万円~1,200万円
-
主な業務内容:
-
大量データの分析・モデリング
-
機械学習アルゴリズムの開発・実装
-
ビジネス課題をデータを用いて解決し、意思決定をサポート
-
-
求められるスキル・経験:
-
統計学や数学の知識
-
PythonやRなどのプログラミングスキル
-
AWSやGCPなどのクラウドプラットフォーム活用スキル(特にBig Data関連サービス)
-
-
ポイント:
-
DX推進の流れで、今後も引き続き需要が高まる領域
-
ビジネスセンス+統計的思考力+プログラミング力を兼ね備えた人材が希少
-
フリーランスとしても高単価案件が比較的豊富
-
4位:セキュリティエンジニア
-
年収レンジの目安:600万円~1,000万円
-
主な業務内容:
-
セキュリティ対策の企画・導入(侵入テスト、脆弱性診断など)
-
ネットワーク、アプリケーションのセキュリティ設計・監査
-
不正アクセスやサイバー攻撃への対応、インシデント管理
-
-
求められるスキル・経験:
-
ネットワークやOS、アプリケーションに関する深い知識
-
セキュリティ関連資格(CISSP、情報処理安全確保支援士など)
-
最新の攻撃手法や脆弱性への理解と対策スキル
-
-
ポイント:
-
攻撃手法が高度化・巧妙化しているため専門性が求められる
-
セキュリティ対策への投資意欲が高い企業ほど高年収が狙える
-
グローバル企業やセキュリティ専業ベンダーで働くとさらに年収アップを望める
-
5位:クラウドエンジニア
-
年収レンジの目安:550万円~1,000万円
-
主な業務内容:
-
AWSやAzure、GCPなどクラウドプラットフォームの設計・構築
-
クラウド環境への移行プロジェクトや運用管理
-
コスト最適化・セキュリティ対策の提案
-
-
求められるスキル・経験:
-
AWSなど主要クラウドサービスの知識・資格(AWS認定ソリューションアーキテクトなど)
-
インフラ全般に関する理解(ネットワーク、サーバー、ストレージ)
-
IaC(Infrastructure as Code)ツールの利用経験(Terraform、CloudFormationなど)
-
-
ポイント:
-
企業のクラウドシフト加速に伴い、需要が引き続き増加
-
従来のオンプレ環境と比較し、クラウド固有の最適化スキルが重宝される
-
コンサルティング能力があると年収アップに直結しやすい
-
6位:フロントエンドエンジニア
-
年収レンジの目安:500万円~900万円
-
主な業務内容:
-
WebアプリケーションのUI/UX設計・開発(HTML/CSS/JavaScript)
-
ReactやVue.js、Angularなどのフレームワークを活用したSPA開発
-
パフォーマンス最適化やアクセシビリティ対応
-
-
求められるスキル・経験:
-
JavaScriptフレームワークの深い理解
-
デザインツールやプロトタイピングへの理解
-
ユーザビリティやUI/UXに関する知識
-
-
ポイント:
-
スマホやWebアプリが主流の中、フロントエンドの最適化は企業の競争力アップに直結
-
デザインと技術を横断するクリエイティブ要素が強い
-
高度なUI/UX設計力やパフォーマンスチューニングスキルを持つエンジニアは希少価値が高い
-
7位:バックエンドエンジニア(Java/PHP/Pythonなど)
-
年収レンジの目安:500万円~900万円
-
主な業務内容:
-
Webサービスや業務システムのサーバーサイド設計・開発
-
データベースの設計・最適化、APIの実装
-
大規模トラフィックをさばくためのアーキテクチャ設計
-
-
求められるスキル・経験:
-
Java、PHP、Pythonなどの主要言語の実務経験
-
DB設計(SQL、NoSQLなど)、負荷分散やキャッシュ戦略
-
CI/CDパイプライン構築、DevOpsの知識
-
-
ポイント:
-
企業システムやWebサービスの“心臓部”を支える重要な役割
-
豊富な実務経験やアーキテクチャ設計力があるほど高年収につながる
-
言語やフレームワークのアップデートに柔軟に対応できる学習意欲が必要
-
8位:アプリエンジニア(iOS/Android)
-
年収レンジの目安:500万円~850万円
-
主な業務内容:
-
スマートフォン向けアプリの企画・開発(iOS/Android)
-
ネイティブアプリやクロスプラットフォーム(Flutter、React Nativeなど)の実装
-
UI/UXの最適化やアプリのパフォーマンス改善
-
-
求められるスキル・経験:
-
SwiftやKotlin、Objective-C、Javaなどモバイルアプリ開発言語の知識
-
App StoreやGoogle Playでのリリース・運用経験
-
プッシュ通知や決済機能などモバイル特有の機能実装
-
-
ポイント:
-
スマホアプリの需要は依然として高く、多彩なサービスがリリースされ続けている
-
成果がユーザーから直接見えるため、やりがいも大きい
-
フロントエンドとバックエンドを横断できるフルスタック型ならさらに高単価も期待できる
-
9位:インフラエンジニア/SRE
-
年収レンジの目安:450万円~850万円
-
主な業務内容:
-
サーバーやネットワークの設計・構築・運用
-
サービスの信頼性向上、障害対応(SRE: Site Reliability Engineering)
-
モニタリングの自動化やパフォーマンス最適化
-
-
求められるスキル・経験:
-
Linux/Unix系OSの運用経験
-
ネットワークプロトコル(TCP/IPなど)への深い理解
-
運用を自動化するスクリプト言語の知識(Python、Shellなど)
-
-
ポイント:
-
24時間365日のサービス稼働を支える要の存在
-
クラウドへの移行に伴い、オンプレとクラウドの両方を理解する人材が重宝
-
障害対応やトラブルシューティングに強いエンジニアは高評価されやすい
-
10位:QA/テストエンジニア
-
年収レンジの目安:400万円~800万円
-
主な業務内容:
-
ソフトウェアの品質保証、テスト設計・実施
-
テスト自動化ツールの導入・改善
-
不具合や仕様の問題点を洗い出し、開発チームへフィードバック
-
-
求められるスキル・経験:
-
テスト設計の知識(ブラックボックステスト、ホワイトボックステストなど)
-
Seleniumなどのテスト自動化ツールの活用経験
-
アジャイル開発におけるQAプロセスの理解
-
-
ポイント:
-
近年はソフトウェア品質への意識が高まり、QAの重要性が増している
-
テスト自動化やCI/CDパイプラインとの連携ができるエンジニアは高く評価される
-
プロジェクト規模や製品の重要度によって年収レンジが大きく変動
-
スキル別・経験年数別の年収イメージ
同じ職種でも、身につけているスキルや経験年数によって年収は大きく変わります。ここでは、未経験からキャリアをスタートした場合の目安や、主要スキルごとの相場感を整理してみましょう。
未経験/3年目/5年目/10年目以降
-
未経験(ジュニアクラス)
-
年収イメージ:300万円~400万円
-
プログラミングスクール出身や独学でITに参入するケースが増加中
-
最初は運用保守やテスターからキャリアをスタートする場合も多い
-
企業によっては研修制度が手厚く、成長環境が整っているところも
-
-
3年目(ミドルクラス)
-
年収イメージ:400万円~500万円
-
基本的な開発フローやツールの使い方に慣れ、ある程度のプロジェクト経験を積む頃
-
ジュニアの指導や軽めのマネジメントを任されることもあり、成長に応じて年収アップ
-
資格取得や社内評価次第で大きく差が出る場合あり
-
-
5年目(シニアクラス)
-
年収イメージ:500万円~700万円
-
要件定義や設計、リーダー補佐など上流工程に携わり始める
-
新しい技術を取り入れたり、専門分野を深めたりすることでさらに価値を高められる
-
転職市場で評価されやすいターニングポイントとなる期間
-
-
10年目以降(リーダー/スペシャリストクラス)
-
年収イメージ:700万円~1,000万円以上も
-
マネジメント寄り(PM、リードエンジニア)か、技術特化(アーキテクト、スペシャリスト)かで分かれる
-
プロジェクトの成功実績やリーダー経験などが評価され、高年収帯に突入
-
コンサルやフリーランスへキャリアチェンジを目指す人も増える時期
-
保有スキル別(Python/AWS/JavaScript/SQL など)
-
Python
-
AI・機械学習、データ分析分野で需要が高く、報酬も上がりやすい
-
Web開発(Django、Flask)やスクレイピング、自動化ツール開発にも応用可能
-
年収イメージ:400万~800万円(エンジニア経験年数やプロジェクト内容による)
-
-
AWS(クラウド関連)
-
AWS認定資格(ソリューションアーキテクト、デベロッパーなど)を保有すると評価アップ
-
クラウド移行やサーバーレス設計の経験があれば高年収を狙える
-
年収イメージ:450万~900万円
-
-
JavaScript(React/Vue.jsなど)
-
フロントエンド領域での主力スキル。SPAやUI/UX強化で需要が絶えない
-
Node.jsでバックエンド開発にも参入可能
-
年収イメージ:400万~800万円
-
-
SQL(データベース関連)
-
ほとんどのシステムで必須となる基礎スキル
-
大規模データの最適化やパフォーマンスチューニング経験があると評価が高い
-
年収イメージ:400万~700万円
-
-
セキュリティ資格(CISSP、情報処理安全確保支援士 など)
-
資格保有者が少なく、企業からの需要が非常に高い
-
セキュリティ部門のリーダー候補やコンサルタントとしてキャリアアップ可能
-
年収イメージ:500万~1,000万円
-
保有スキルがダイレクトに年収へ影響するケースは多く、特に最新技術や企業が緊急に求めているスキルほど高い報酬が得られやすい傾向があります。また、スキルの数だけでなく深さ(エキスパート度合い)も重要なポイントです。
年収の高いエンジニアになるには?
ここまで各職種やスキルの相場を見てきましたが、実際に「どうすれば自分の年収を上げられるのか」という方法論も気になるところです。以下では、スキルアップのアプローチや年収が上がる転職タイミングの見極め方、そして転職エージェントを活用した交渉術などを解説します。
スキルの磨き方(資格・副業・案件経験)
-
資格取得
-
例:AWS認定資格、情報処理技術者試験、PMP、CISSPなど
-
資格は実践スキルと必ずしもイコールではありませんが、企業側が客観的に評価しやすい指標になることが多いです。社内での昇格要件や資格手当が用意されているケースもあり、短期的な給与アップにつながる場合もあります。
-
-
副業での経験
-
副業として小規模プロジェクトに参加し、業務外で新しい技術を習得するエンジニアが増えています。
-
本業では触れない技術スタックにチャレンジしてスキルを拡張し、それがキャリアアップの材料になることも珍しくありません。
-
副業としての開発経験を通じて、実践的なポートフォリオを作成できるのは大きなアドバンテージです。
-
-
案件経験を積む
-
実際のプロジェクトに参画し、全体の流れ(要件定義~設計~開発~テスト~運用)を通して経験することが重要です。
-
同じ技術でも小規模案件と大規模案件では必要とされる設計力やマネジメント力が異なります。
-
スキルアップに直結する案件を選べる環境を整えるために、転職を視野に入れるのも有効な手段です。
-
年収が上がる転職タイミングとは?
-
給与テーブルが頭打ちになったとき
-
企業によっては、昇給率や昇格基準に限界があり、社内で大幅な年収アップが難しい場合があります。そのようなタイミングで転職を検討すると、年収を一気に上げられる可能性が高いです。
-
-
スキルが一定レベルに達し、市場価値が高まったタイミング
-
たとえば開発経験3~5年を超えて大規模プロジェクトをリードできるようになったり、AIやクラウドなどの先端技術を習得できた時期は、転職市場でのアピールポイントとなります。
-
転職エージェントやスカウトサービスを利用して、あなたの市場価値がどれくらいか客観的に把握するのがおすすめです。
-
-
需要の高い技術トレンドにマッチしたとき
-
DX推進やクラウド化など、業界のトレンドに合わせたスキルを持つエンジニアは引く手あまたです。
-
技術トレンドが顕在化した時期を狙って転職することで、高年収オファーが期待できる場合があります。
-
転職エージェントを活用して年収交渉する方法
-
複数のエージェントに登録し比較検討
-
エージェントによって得意とする業界や企業規模が異なります。複数に登録して、自分に合ったサポートが得られるか確認しましょう。
-
エージェント同士で競合させることで、より好条件の求人や交渉が可能になるケースも。
-
-
キャリアコンサルタントに希望条件を明確に伝える
-
「最低でも現職の年収+50万円は欲しい」「マネジメントポジションを狙いたい」といった希望条件を遠慮なく伝えましょう。
-
交渉はエージェントが企業側と行うので、第三者を通して伝えやすくなります。
-
-
面接対策で自分の強みを最大限PR
-
面接では技術スキルだけでなく、プロジェクトでの成果やマネジメント経験、チームへの貢献度などを具体的にアピールすることが重要です。
-
エージェントからのフィードバックを受けながら模擬面接を行い、説得力あるプレゼンテーションを準備しましょう。
-
-
オファー内容の妥当性を客観視する
-
提示された年収や条件が相場と比べて妥当かどうか、エージェントに相談すると客観的な意見を得られます。
-
企業の経営状況や将来性、福利厚生、ワークライフバランスなど、年収以外の要素も含めて総合的に判断することが大切です。
-
キャリアを見直したいエンジニアによくある悩みと解決策
ITエンジニアとしてある程度キャリアを積むと、年収アップの停滞やモチベーション維持など、さまざまな悩みに直面することがあります。ここでは代表的な悩みと、その解決策を紹介します。
-
「技術力の向上だけで頭打ちを感じている」
-
解決策:
-
新しい技術分野に挑戦する(AI、クラウド、ブロックチェーンなど)
-
技術スキルと合わせて「コミュニケーション力」「マネジメント力」を養う
-
社外活動(カンファレンス登壇、OSS貢献など)で認知度と実績を高める
-
-
-
「マネジメントに進むべきか、スペシャリストとして極めるべきか迷う」
-
解決策:
-
自分のやりたいこと・得意なことを明確化し、どちらの道が合っているか検討
-
現職で小さなリーダー経験を積み、適性を確かめる
-
スペシャリストとして評価されやすい企業(技術志向の強いスタートアップなど)を視野に入れる
-
-
-
「転職を繰り返しても年収が思ったほど伸びない」
-
解決策:
-
転職理由を振り返り、スキルアップやキャリア形成に繋がっているかを検証
-
エージェントから客観的な市場価値の評価を受ける
-
単に年収だけでなく、企業の将来性やポジションの重要度など中長期的視点で検討する
-
-
-
「フリーランスか、正社員かで迷っている」
-
解決策:
-
フリーランスは案件単価が高い反面、営業や税務管理、案件の安定確保などリスクも伴う
-
正社員は福利厚生や安定収入がありつつ、キャリアパスに社内の制約がある場合も
-
自分のライフスタイルやリスク許容度、人脈や営業力を考慮し、判断する
-
-
悩みの根本には「どの道が自分にとって幸せか」があります。年収を含め、キャリア選択に迷ったときはプロに相談したり、先輩エンジニアのアドバイスを受けたりしながら視野を広げてみましょう。
【まとめ】年収を上げたいなら“職種選び”と“動き方”がカギ
ITエンジニアとして年収アップを目指すうえで、以下のポイントが重要です。
-
職種ごとの特徴と市場価値を把握する
-
ITコンサル、PM、データサイエンティストなど、高年収を得やすいポジションは専門性とマネジメント力が必要。
-
フロントエンド、バックエンド、アプリエンジニア、インフラエンジニアなども、最新技術や上流工程に強くなることで年収アップが望める。
-
-
スキルを磨き、転職のベストタイミングを見定める
-
資格取得や副業、実案件での経験を通じて、市場価値を向上させる。
-
給与テーブルが頭打ちになったり、先端技術が身についた時期こそ、思い切った転職で年収を上げる好機。
-
-
転職エージェントなどのプロの力を借りる
-
自分の強みを客観的に評価してもらい、適切な年収交渉をしてもらう。
-
複数エージェントに登録し、条件や希望に合った企業を比較検討する。
-
ITエンジニアとしてのキャリアは、時代のニーズに合わせて大きく展開できます。職種選びと自分の動き方を意識して、キャリアをデザインしていきましょう。
今すぐチェック → IT転職に強いエージェントまとめ記事(内部リンク)
年収アップやキャリアチェンジを検討しているなら、まずはIT業界に特化した転職エージェントを活用してみませんか?
エージェントによっては、あなたのスキルセットや経験を細かくヒアリングし、理想に合った求人を紹介してくれたり、企業との年収交渉を代行してくれたりします。
当サイトでは、下記リンク先で「IT転職に強いエージェント」をまとめていますので、ぜひ併せてご覧ください。
-
[転職エージェントおすすめまとめ記事](内部リンク)
FAQ
Q. ITエンジニアで年収が一番高い職種は?
一般的にはITコンサルタントやプロジェクトマネージャー、あるいはデータサイエンティストなどが高年収帯で知られています。特にITコンサルタントは、経営層との折衝スキルや上流工程の知識が求められるため、企業によっては1,000万円以上のオファーも狙えます。
Q. 年収を上げるにはスキルがすべて?
スキルは重要な要素ですが、マネジメント能力やコミュニケーションスキル、実績も同等に評価されます。技術力だけでなく、チームを率いて成果を出せるかどうか、企業の課題を解決できる総合力が年収に反映されます。
Q. 転職せずに年収を上げることも可能?
もちろん可能です。社内評価制度や資格取得による手当、プロジェクトへの貢献度などで昇給・昇格を勝ち取る方法もあります。ただし企業の給与テーブルに上限があったり、人事制度が硬直化している場合は思うように年収アップが望めないことも。年収アップを最優先する場合は転職が早道になるケースが多いです。
Q. フリーランスと会社員、どちらが年収高い?
フリーランスの方が案件単価は高くなる傾向がありますが、常に案件を獲得するための営業活動や確定申告などの手間、収入の不安定さというリスクも伴います。一方、会社員は福利厚生や安定収入が保証され、チームで学べる環境がある場合も多いです。どちらが高いかは個人のスキルセットや営業力、ライフスタイルによって変わってきます。
「あなたの市場価値、もっと高いかもしれません」
→ 年収アップを狙うなら“転職のプロ”に相談してみませんか?
→ 転職エージェントまとめ記事へ
上記のリンク先では、IT業界に強い転職エージェントを厳選して紹介しています。ぜひ、あなたのキャリアアップに役立ててください。